宿題


ウチの研究室には毎年夏休みの宿題というものがある。
別に経済学のドリルをやって来いとういようなものではなく、文科省科学研究費助成(だったかな?通称・科研)の申請書をひとり一通作ってくるというもの。でもって出来がよいものについては多少手を入れて教官名義で(科研は申請資格が助教授以上だったはず)実際に申請するということになっている。もっともここ数年はいいのがなくて取れていないのだが。
宿題としてはなかなかよいと個人的には思っている。研究に限らず、漠然と「こんな感じでいけるだろう」と思っていることというのは、計画としてちゃんと文字に起こしてみると案外書けないもの。平たく言ってしまえば考えているようで実は大して考えてないということだけれど、とりあえず研究に関してどの程度ちゃんと考えられているのかを自分で把握する上で、この宿題はなかなかよいのだ。
使いようによってはこの宿題にあわせて自分の計画をブラッシュアップしていくという手もあるのだけれど、大体毎年直前まで手をつけずに来てしまうので、現状確認に留まってしまっている。


でもって明日が提出〆切。今年のタイトルは「主要林業地における木質バイオマスの発生状況とそのエネルギー利用における展望:秋田林業地と尾鷲林業地を事例として」。タイトルがいまいちだけれど、修正している時間もないのでとりあえずこれで。


手を付けたのは昨日。でも夜になって気分転換に日記を書き、書き終わってさあやろうか、としたら、突如林政の先輩(某環境コンサル勤務、2年前に卒業)から電話が鳴り、カラオケに付き合え、とのこと。2年前に一緒に四万十川を下りに行った中の良い先輩だし、最近ご無沙汰だったので一も二もなくOK。結局集まったのは俺とその先輩、奥山さん、太田さんという林政アソビ隊の中核メンバー。
カラオケも久しぶりだったけれど、その先輩と遊んだのもだいぶ久しぶりだったので楽しかった。


というわけで科研宿題は一夜漬け。まあしょうがない。